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【映画】デッドプールの魅力5つ!

今日は大人気marvel作品、デッドプールの紹介をしていきたいと思います。

つい最近、ついに待望の続編、「デッドプール3」が2021年にディズニーにて製作されることが決まりました。

デッドプールは2016年に第一作、2019年に第二作が公開されています。また、日本では「デッドプール:SAMRAI」が少年ジャンプ+にてコミックスが連載されています。

デッドプールが「少年ジャンプ+」で連載、江戸時代でサムライに!?(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース

3作目の発表後、まだ一作目をみたことがない、でもどういう話なのか大まかに知りたい、という方のために、今回は原点となった第一作の映画レビューです。

デッドプール(deed pool) 略称は「デップー」 デッドプールをよく知らない人でも、テレビや映画の予告で、この赤と黒のスーツ、「俺ちゃん」という愛称は知っている方も多いのではないでしょうか。

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引用:映画.com

2015年8月25日に本作の予告編が公開されたました。 この予告編はRed Band版(日本でいう規制版)が公開され、その内容が過激すぎる、おふざけが極まりすぎていて最高!と話題になった異色のマーベル作品です。

2016年2月12日に公開され、日本でもその自由すぎるキャラが人気を博し、日本ではに公開されの収入を果たしました。

[: contents]

キャスト

_ 監督 ティム・ミラー

出演 ライアン・レイノルズ モリーナ・バッカリン エド・スクライン T・J・ミラー ジーナ・カラーノ_

あらすじ

舞台は。特殊部隊に所属していた元微兵、ウェイドは、依頼人が使命した人間の元まで足を運び、持ち前の陽気な性格と腕っ節を利用し、その人間を恐喝をすることで金をもらい、日々生計を立てていた。そんな中ウェイドはゲームセンターで娼婦をしていた女性、ヴァネッサと恋に落ち、交際をスタートする。幸せな日々を送っていたウェイドだったが、ある日突然ウェイドが癌であることが病院で発覚する。

ヴァネッサを独りきりにさせたくなかったウェイドは、友人のバーで酒を飲んで心の苦しみを紛らわせていた。そこでは殺し屋やギャングの喧嘩が絶えず、何人かの強者には賞金も賭けられており、死の賭け(デッドプール)と呼ばれていた。

その一覧にはウェイドの名前もあり、自分が癌で死んだ時は賭けに負ける、とウェイドは思っていた。

そのバーで出会った怪しいセールスマンに「癌を治せる」と言われたウェイドは、ヴァネッサの元を去り、施設で癌治療をすることを決意。

しかしウェイドはフランシーンと名乗るマッドサイエンティストに酸素調整機械に閉じ込められてしまう。

そのせいで顔と体を醜い姿に変えられてしまったウェイドは、恋人に姿を見せることができなくなり、フランシスに復讐心を抱くようになる……。

……と、おふざけ連発の予告編とは打って変わって、序盤のストーリーはかなり真面目な印象を受けるかもしれません。

この作品の監督ティム・ティラーは、ドラゴンタトゥーの女ソニックザムービーの総指揮を務めている方です。

元々2004年に、その時キャスティングされていた監督デヴィッドが他の作品に忙しくなり、デッドプールの製作は一年ほど流れている状態でした。

以下、感想と共に、デッドプールの魅力を紹介していきます

1.いきなりキャストも製作委員もいじっていくスタイル

日本なら「銀魂」「おそ松さん」を制作している藤田監督のノリを思い浮かべるのですが、いわゆるメタフィクションですね。

実際に存在する作品や人物を、とにかくメタ的な作品は、アメコミ物としては定石なほうなのかもしれません。

現在コミックス版も話題になっていますね……!メタ発言がどのように劇に効いてくるのか、気になる方はチェックしてみてください。

2.ド派手なアクションシーン!グロテクス表現も気にしない勢い!?子供には見せられない!?

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引用:映画.com

主人公のウェイドが、闇医者の手により不死身の体を手に入れるのですが、そのためウェイド(デッドプール)の体は、例え腕をトカゲのしっぽのように切断されようとすぐに再生してしまいます。 そのゾンビのような再生スピードには敵も驚く程。銃で何発か撃たれても、数秒フラつく程度です。傷口が埋まっていくため、数発撃った程度では無意味です。そこかデッドプールの魅力の一つでもあります。

自己再生能力を持つ主人公が、銃を撃たれようが気にせずジョークを連発し、コミカルに敵を薙ぎ倒していくシーンは、軽快な音楽と合わさったリズム感が心地いいです。

そしてデットプールがそんな驚異的な再生力があるからか、敵の殺され方もかなりグロいです。(苦手な方は注意)そして映像では、あまり隠すことなく画面に見えています。

頭が吹き飛ぶ、手足がもげる…… 中には殺した人を並べて文字、いわゆる人文字にすることも…。

また、スタントマンの間で事故も起こったくらいなので、ワンシーンワンシーンに高難易度なテクニックがこれでもかというくらい仕込まれています。 、かなり過激なアクションシーンが多いです。

しかし歴代上位に入るレベルの超絶アクションなので、アクション好きな方には本当にオススメです。

③喧嘩を売りまくる!メタ発言の連発!

作中では、デッドプールが時々視聴者に語りかけるシーンがあります。 第四の壁という概念です。

第四の壁とは

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第四の壁(だいしのかべ、だいよんのかべ、英: fourth wall)は、舞台と客席をわける一線のこと。プロセニアム・アーチ付きの舞台の正面に位置する、想像上の透明な壁であり、フィクションである演劇内の世界と観客のいる現実世界との境界を表す概念である。

引用 Wikipedia

つまり、画面の中の二次元、あるいは三次元のキャラクターが、視聴者に向かって画面越しに「やぁ」「この映画を楽しんでくれているかな?」と語りかけてくる、それが第四の壁です。

自分が主役の映画に対して、「予算がない」「クソみたいな映画…」など、ありとあらゆる罵詈雑言を吐いています。

ちなみにこの物語はX-MENのスピンオフであるため、キャラクターも出てくるのですが、に対しては「童貞」と、悪口を欠かしません。

また、実験体になる前にも、ウェイドはフランシスに「緑色には絶対するなよ」と忠告します。

これはグリーンランタンのことに対する盛大な皮肉なのですが、製作委員会でも構わず喧嘩を売るのがデッドプールらしいです。

個人的にはアクションシーンに釘付けになっていたところに、「監督 役立たず」と表示されるところが好きです笑 デッドプール3を観に行く際、ポップコーンを持っていく人は注意しましょう。

ポップコーンを吹き出す可能性も避けられません。

4.正義なんてクソくらえ!?ヒーローらしからぬ残虐な殺戮の数々!

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デッドプールはその高い戦闘能力から、仲間のに何度もXーMENに入り、悪と戦うヒーローになれとスカウトされます。しかしデッドプールにとって、正義の心は下らないものと主張します。

X–MENメンバーに加入することも、悪と立ち向かい、民間人の命を救うことも、街を守ることもしません。それは自分の意思に反するから。

ヒロイズムに対する客観的に冷めた視線を送る、シラけているような気持ちは、「真面目にヒーローしてもなあ」という視聴者を代弁した意見なのかもしれません。

ウェイドは幼い頃から両親から虐待されていた上、フランシス(エド・スクレイン)に顔を醜くされ、その怒りを原動力に行動しているため、他のことなど知ったこっちゃない。

敵の命をわざわざ保証する義理もない、街がどうなろうと関係ないので橋が破損しようがどうでもいい、そして背中に収めた日本の剣で、敵をまるでバーベキューのように(台詞で本当にバーベキューにした、と言っています)串刺しにします。

こんなヒーローは果たしてヒーローと言えるのかしばしば疑問です。

しかし物事に動じずひたすら敵をなぎ倒し、自分の生き方を貫いている姿には、逆に爽快感すら覚えるかもしれません。

5.俊敏なブラックジョークに爆笑!

予告編にも出ているのですが、この作品には面白い比喩表現がたくさん出てきます。 ウェイドと友人の例えが特に必見。

個人的には「テッド」が好きだったのでこういう馬鹿な会話が繰り広げられる映画を推しています。

英語の訳し方のセンスが抜群なので、(日本語吹き替えでは)できれば字幕版で見ることをおすすめします。

6.意外と純粋なラブストーリー

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引用:映画.com

「この作品はあくまでラブストーリーだ」

基本的に物語の軸となっているのは、ウェイドの復讐劇。

そして、ウェイドが恋人ヴァネッサと再び愛を取り戻すまでの過程が描かれています。

ウェイドは幼少期の頃、両親から虐待を受けていました。

そんな彼が唯一愛していた、共感を覚えた存在が、同じように両親から虐待された過去を持ったヴァネッサだったのです。

そんなヴァネッサをひたむきに愛し、会えなくても彼女を見守り、思い続ける……ウェイドのピュアな純愛が、この物語の結末も揺るがす大きな鍵となっていくのです。

【おまけ】デッドプールが人気になった理由のもう一つに、「宣伝の力」が大きく存在していた?

公開前の2016年、TwitterなどのSNS、テレビコマーシャル等で、デッドプールという作品はかなりの話題を呼びました。 昔と違い、今はSNSハッシュタグを利用して、作品を宣伝するケースが増えているので、 今の時代、時間のない現代人にとって、映画などの映像作品は、視聴回数、CMなど、宣伝力が重要になってきます。

視聴者参加型の時代になってきているので、いち早くその商業を利用したのは賢かったのかもしれません。

デッドプール (字幕版)

デッドプール (字幕版)

  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: Prime Video

最後に

脚本のテンポもよく、緩急がちょうどいい映画だったと思います。

そして挿入歌がなんともイケてます。 ノリノリでイケイケな歌詞とメロディが、これから悪者退治をしようという雰囲気に丁度よく合っていて、ワクワクさせられること間違いなし

マーベル作品のヒーローではスーツも魅力の一つですが、デッドプール赤黒スーツも魅力的なんですよね。

フランシスに対する怒りと憎しみをミシンにぶつけています。

シリアスなシーンのはずなのにちょっとおかしいんです。 またこの映画は最後までシーンが用意されているので、是非最後まで観ることをお勧めします。

ちなみにマーベルコミックの原作も発売されています。 そちらの方もチェックすると、より俺ちゃんの世界観を余すことなく堪能することができるのではないでしょうか。

Deadpool: World's Greatest Vol. 1: Millionaire With A Mouth

Deadpool: World's Greatest Vol. 1: Millionaire With A Mouth

  • 発売日: 2016/05/03
  • メディア: ペーパーバック

フォークナイトの参戦も決まったデッドプール。勢いが止まらない中制作される3に期待が止まりませんね。

監督はと、1、2とは異なる方なので、前作との比較を楽しむのもいいかもしれません。